スマートフォン専用ページを表示
─ 古いものを愛し、新しいものを創造するスタイル ─ 残していくもの、繋げていくこと。












home
<< 【張替え、木部メンテナンス実例】Finn Juhl / NV45. チーク / Niels Vodder | TOP | 【Sold Out】Finn Juhl / イージーチェア. FD136 / France & Son >>

2017.07.24

ヴィンテージ家具の魅力

1.jpg
左)Finn Juhl NV53  右) Finn Juhl NV45

フィンユールは彫刻のオブジェのような美しい肘掛けを持つ椅子をデザインしています。
家具に対するアプローチが建築家らしく斬新です。

フィンユールは家具の世界に色彩を取り入れた事でも有名です。

各作品をデザインする際には水彩画を描いています。このような過程も建築家らしい手法といえます。
2.jpg

椅子に自然光があたった際の影の入り方、見え方など丁寧に描かれています。
建築家はあらゆる角度から物事をとらえ、デザインの本質を探り一つの作品を完成させます。

色合いや質感で家具の印象は大きく変化します。

当時のオリジナルのファブリックにこだわる必要があるかどうか、、、、などお客様とお話するとこのような話が挙がります。

一番大切なことは長く大切に気持ちよく使って頂くことが最優先だと考えています。生地は消耗品ととらえています。
長年使用すると汚れたり破れたりすることは当然です。都度適当のメンテナンスをする事が作品にとっても最良だと思います。

当時の天然素材やクッション材は耐久性に優れているのでもちろん再利用して出来る限りオリジナルの状態に近いコンディションにする事がベターです。
しかしながらメンテナンスや生地の張替えの方法は金額によってもさまざまです。
また、職人さんごとに仕上げが異なるので、オリジナル(当時の作品)の仕様を熟知している職人さんに依頼する事が必須です。

私が納品させて頂く家具はお客様に大切にご使用頂いた後、いずれは次世代へと受け継がれるべき家具であると思っております。

古き良き時代に製造されたヴィンテージ家具は今では貴重な素材となったローズウッドやチーク、マホガニー材が使用されており
その木目と質感は長年使用しても飽きることがありません。

これらの家具は時代の経過ととも希少となっています。

次世代がこれらの家具を受け継いた際に「美意識」や「知恵」、「感動」を与えらえるような作品を今後も探し求めていきたいと思います。




posted by kamada at 04:50 | Finn Juhl / フィン ユール
Powered by さくらのブログ