

ポールケアホルムは北欧を代表する家具デザイナーの一人です。
彼の家具に対するアプローチは独自性があり、他の家具デザイナーとは異なる素材とデザインを
世に誕生させました。
シート部分はレザー、フレームはスチールそしてバックレストはアッシュ材の集成材という異素材
を組み合わせ唯一無二の美観があります。
接合部に使用する金物まで妥協しない素材選びもケアホルムの家具の特徴です。
その為、ケアホルムの家具はとても高価です。
ケアホルムは「消費者を選ぶデザイナー」と以前紹介しましたが、このようなスタンスで活動できる
デザイナーは多くありません。
素材に妥協せず、生産台数を抑えることでPKシリーズのブランド価値が高まります。
大量生産され、どこに居ても目にする家具は、消耗品として取り扱われてしまいますので、、
生産者とのして「モノの価値の位置づけ」はとても重要です。
ケアホルムはデザイン・クラフトに対する自分の考えを消費者側に求めていました。
デザイナーとして「デザインの価値」・「クラフト(生産技術)の価値」を世間に考えさせる
キッカケを与えました。
produced by E. Kold Christensen
ケアホルムは「モノの本質とは何か」を家具を通して完璧に表現する事が出来た数少ない
デザイナーだと思います。
比類稀な天才的美的センス、妥協のない素材選びによって実現する使い心地と雰囲気
は使用する者のライフスタイルに良い刺激を与えてくれます。
完売しました。ありがとうございました。