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2017.10.10

Hans J. Wegner / Bear chair.PP19 & AP19(新・旧 比較)


左)Bear chair. PP19(現行モデル)  右)Bear chair. AP19(ヴィンテージ)

この数年の間にも価格が上昇し続けているベアチェアーのヴィンテージモデル。
特にこの1年から2年の間に人気が一層高まりました。

ウェグナー生誕100周年を迎え、世界各国でウェグナー氏が取り上げられ、より多くの関心が集まったことや専門書籍が出版され
事が大きなキッカケとなったのではないでしょうか。
ウェグナーは生涯数百脚の椅子をデザインしたと言われていますが、その中でもベアチェアーは最高傑作品として位置づけられています。

KAMADAではこれまで数多くの椅子を取り扱ってきましたが、これほどまでに丈夫で、
どんな座り方をしても身体をしっかりと受け止め安楽性のある椅子は他に出会った事がありません。

ベアチェアーは2003年からPPモブラーによって復刻生産されている為、現在は当時に生産されたヴィンテージ品と現行モデル(新品)があります。

この度現行品とヴィンテージ品を比較する機会に恵まれましたので、下記にご紹介させて頂きます。
ハンス・ウェグナーの新・旧べアチェア(PP19 & AP19)です。 
向かって左がPP Mobler製の現行モデル、右側がAP-Stolen製のヴィンテージのべアチェアです。  


画像でも見ての通り、2脚を並べると現行モデルほうが大ぶりで、サイズの違いがはっきりとわかるほどです。
繊細なフレーム構成のものは時代が経つごとに、より壊れにくくなるよう各部材を太くするなどの
マイナーチェンジはこれまでにも他モデルの家具から見受けられましたが、元々強固な張りぐるみの
べアチェアであっても、これだけはっきりとした違いがありました。

サイズの違いだけでなく座り心地も新旧では異なります。
現行モデルのべアチェアは座のクッション・背あたりともに固めのクッション性で、ドッシリとした
安定感のある座り心地が特徴的です。ヴィンテージ品のべアチェアは現行モデルと比較をすると高反発な
クッション性はなく、座った際に座クッションと背あたりに程よい沈み込みがあり、体全体を包まれるような
感覚が特徴的です。

ベアチェアーは当時からアメリカやヨーロッパ諸国で大変人気のあるモデルであったため、
需要の体格に最適な寸法で復刻されたのではないかと思います。
これは私の個人的な見解ですが、
需要の高い身体の大きさ(身長・体重)、用途に関係してサイズ調整が行われたのではないかと思います。

日本人男性の平均的な体格の場合、シート高さ、アームの高さ、
奥行きはヴィンテージモデルの方が身体にあっているように感じられました。
感覚的なお話で個人差がありますので、その点ご了承下さい。

ヴィンテージのベアチャーに座れる機会はめったにありません。
現在ショールームでお座り頂けますのでお気軽にご連絡頂けましたら幸いです。

(左がPP Mobler製の現行モデル、右側がAP-Stolen製のヴィンテージのべアチェアです)

(左がPP Mobler製の現行モデル、右側がAP-Stolen製のヴィンテージのべアチェアです)
posted by kamada at 09:22 | Hans J Wegner / ハンス ウェグナー
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